高田城は築城は1614年。徳川家康の六男、松平忠輝の居城として天下普請で築城されているが、近世城郭の時代の平城の築城にもかかわらず、石垣ではなく土塁を使った城だ。
近世城郭なのに土塁ということで、正直ちょっと違和感があるな。
石垣でも土塁でも防御能力には大きな違いはないが、石垣を採用するのは権威の象徴としての見た目を大事にしていた面が大きいと思うから、土塁を採用した理由は諸説あるが、大坂冬の陣の直前で工事を急いだという説が一番しっくりくるな。
終わった後から見れば関ヶ原で流れは決まっていたように感じるが、その時はどっちに転んでもおかしくない状況と感じていたんだろう。
実際に決着がついた大坂夏の陣では、家康をギリギリまで追い詰めたのは事実だからな。
調べてみると、1614年の3月15日に築城が始まり、完成が4ヶ月後の7月5日。
ちなみに大坂冬の陣は1614年11月に始まり、翌年の夏の陣で決着がついている。
豊臣方に寝返らないようにという牽制と、戦闘地域が大坂に限定されない可能性も考えての築城と考えれば、この時期の築城が戦国時代最後の築城と拡大解釈もできるな。
ちなみに、春日山城の次に訪問した。その前の富山県高岡市からの移動が思ったより時間がかかったこともあり、高田城に着いたのは15時20分頃。
できたら、この後に妙高市の鮫ヶ尾城に立ち寄りたいと思っていたが、微妙な時間に到着。
本当に微妙だ。鮫ヶ尾城は山城なのでそこそこ時間がかかるのは確実。
5月の訪問で日没の時間が遅くなったとはいえ、といった時間か。
高田城は、高田城址公園として整備されており無料駐車場が何ヶ所もあった。公園内には陸上競技場や野球場もあり、典型的な城跡を利用した公園となっていた。
三重櫓近くの第2駐車場に駐車。
そこから水堀越しの三重櫓を確認。ここで、ここはそんなに時間はかからないと直感。この後はホテルではなく鮫ヶ尾城に向かうことにする。
三重櫓内部の展示品は駆け足で鑑賞させていただき、1時間10分程の滞在時間で鮫ヶ尾城に向かうことに。
ちなみに三重櫓に入る場合のみ310円必要です。
【投稿のいきさつ】
48歳独身の自分がただ黙々と一人旅をした映像です。大学を5年間でなんとか卒業後、24歳より西日本で有名なブラック企業に入社。1年のうち平均358日が仕事で、早朝から深夜まで数字に追われる日々を20年近く続ける(休日はお盆2日、年末年始5日ぐらいのみ。勤務時間は普通の時で朝7時〜夜11時、ひどい時は書きたくないほどひどい)。そんな会社もそこそこ営業結果を残せれた為、小さい営業所の所長をやったりと、ズルズルと在籍。そんな会社も数年前から労基の指導や働き方改革で週に1日は休めるようになる(時々2連休もある)。当初は20年近く、毎日一息もつけない働き詰めの生活の反動から休日は全く何もしたくない、と思い本当に何もしない生活を続ける。ただ、この20年間、働き詰めで仕事だけのこのままの生活ではいけない、少しだが時間もお金もある、と思い、自分は何がしたいのかを考えたところ、自分は城跡を見るのが好きだったことを思い出し城跡を巡るようになる。2020年3月にスマホにかえたのを機会に投稿を始める。それ以前に訪問した犬山城、岐阜城、広島城、岩村城などの記録を残さなかったことに後悔しつつ投稿を続けています。
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