当初の予定では掛川で天龍浜名湖鉄道に乗り換え、方広寺を目指すつもりでしたが、菊川辺りで尿意を催した為、結局浜松駅まで来てしまいました。
午前9時台にして、いきなりノープランとなってしまいました。しばしの間、駅前で呆然とした時間を過ごしたのち、とりあえず近隣にある浜松城へ向かうことに致しました。
歩き始めると今度は途端に空腹を催し、コンビニでファミチキを買って食べ歩きました。この欲望に忠実な感じ、ようやく旅が始まったことを実感致しました。
浜松駅から城までは歩いて20分ほど。港町よりも背の高いビルが立ち並ぶ街並みは大都会です。
都会の喧騒に疲れた私は手軽なベンチを見つけると寝そべって休憩を始めました。シジュウカラの鳴き声が心地よいです。
さて、浜松城ですが、特に歴史にも徳川家康にも思い入れが無いので、ささっと外観だけ眺めて昼食に流れます。
浜松を歩いていると「うなぎ」の文字がやたらと目に入ってくるのですが、そのうちにうなぎの腹になったので昼食は「うな文」さんの鰻重をいただきました。関西風の鰻は初めてでした。香ばしい炭の香りをまとったカリカリの鰻、美味でした。
腹ごなしにまた浜松さんぽ。先程の浜松城公園もそうでしたが、やたらとツツジを見かけるので気になって調べてみると、浜松はツツジが有名のようです。色とりどりの花々が街を彩っています。
目指していたのはスーパー銭湯。旅だからといって観光スポットばかり巡るマジョリティな思考は私にはございません。「湯風景しおり」はとにかく広かったです。サウナもフィンランド、ソルト、漢方の3つがありましたが、私は漢方が気に入りました。漢方といってもスパイシーなものではなく、ミント系の爽やかな香りのミストサウナでした。風呂上がりはビールをいきたいところですが、まだこの後に仕事があるので牛乳で我慢です。
ホテルにチェックイン後、少し休憩してから仕事に取り掛かります。私は専業YouTuberです。労動後に最高のビールを飲む自分をイメージしながら90分ほど集中し、無事に本日投稿分が完成致しました。
達成感に満たされた私は意気揚々と夜の街に繰り出します。
晩酌は遠鉄百貨店内にある「錦華」という浜松餃子の店をチョイス致しました。ここの餃子は粗刻みのキャベツが主張する優しい味わいでした。ちょい飲みセットの一杯ではもちろん足りず、結局ビール二杯にメガハイボール、そして紹興酒一杯を空けてようやく満足。ご機嫌千鳥足で宿に帰るのでした。